【米上院公聴会の内容】テザー疑惑は触れずポジティブな結果に

日本時間の2月7日午前0時から約2時間、米上院銀行・住宅・都市問題委員会による公聴会の様子がライブ中継されました。

公聴会のテーマは「仮想通貨:米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)の監督機能」であり、SEC(米証券取引委員会)のジェイ・クレイトン委員長CFTC(米国先物取引委員会)のJ・クリストファー・ジャンカルロ委員長の2名が証言者として出席しました。

CFTCはテザー疑惑を調査しており、テザー社と大手取引所のビットフィネックス社に召喚状を昨年12月に送付していることから、委員長が出席しテザー疑惑に関して言及があるのではないかと、Twitterを中心に、結果次第で仮想通貨相場への影響が甚大になると、盛り上がっていました。

テザー疑惑の内容について知りたい方は ↓ からどうぞ。

【テザー(USDT)疑惑の公聴会】日本時間の2月7日午前0時開始予定

さて、公聴会の内容を速報します。

公聴会の様子

いかにも!というような場所で公聴会が開催されました。

手前の緑の机に座っている2人が、証言者として招集されたSECとCFTCの委員長になります。

円卓側に座っているのが議員で、約10人程度の議員が気になることを2人に対して質問し、質疑応答形式で進行するというスタイルでした。

当日の朝、証言者である2人は、事前に報告内容を資料で提出しています。

その中では、仮想通貨やICOについて、おおむねポジティブな内容で意見が出されており、テザーに関する言及もありません。

本日の公聴会では、最初に2人からレポートに沿う形で、それぞれの見解が述べられ、その後議員からの質問が始まりました。

詳しくレポートをご覧になりたい方は、↓ からどうぞ。

・SECの報告レポート  (こちらから ※原文の英語)

・CFTCの報告レポート(こちらから ※原文の英語)

本日の公聴会で分かったこと

本日の公聴会の結果を簡潔にまとめたのがこちらです。

公聴会のトピック
  • テザー(USDT)に関する発言、質問は一切無かったこと ※おそらく事前にテザー問題には触れないように整理されていたものと思います
  • 1月上旬に仮想通貨ビットコインの米上場投資信託(ETF)の上場申請に難色を示したSECに対して、米商品先物取引委員会(CFTC)は、ETFの実現に前向きな姿勢を示したこと。ただし、SECは引き続き懸念を表明したこと。
  • 健全な仮想通貨市場、ICOの実現に向けて、適切な規制検討が必要との2人の意見が出され、上院議員も理解を示していたこと
    →つまり中国のように、仮想通貨取引やICOの全面規制というネガティブな方向にアメリカが向かう可能性はゼロに等しいと考えます

中でも仮想通貨の米上場投資信託(ETF)については、実現する見込みが立てば、市場にとってポジティブなニュースになります。

具体的には、以下のやり取りが行われましたのでご紹介しておきます。

「ETFはボラティリティの問題を緩和することができるのではないか?」(議員)

(CFTC委員長)コメントに同意した上で、「この聴聞会はビットコインETFの実現の可能性を早期に高めるかもしれない」

(SEC委員長)「価格や保管方法、ボラティリティの問題があり、それらが安定するまで、ETFを許可することには依然として戸惑どいがある」

 

ご参考までに、1月上旬にSECが難色を示したことにより、4社がETFの申請を取り下げた際のBloombergの報道を掲載しておきます。

その際、SECは「裏付け資産の流動性とバリュエーションを巡り懸念を表明」した、と言われています。

参考

ビットコインETF、4社が上場申請取り下げ-SECの懸念表明受けBloomberg

 

その他にいろいろなやり取りがありましたが、詳細はコインデスクさんなどの情報サイトの正式な情報をお待ちいただいたほうが良いかと思いますので割愛します。

こんなくだらないやり取りもありました(笑)

(アホ議員)「ビットコインの価格が急落してるけど、底値はいくらなんだい?」

(CFTC委員長)「僕にもわからない、教えてほしい」※マイニングのコストがかかるので、そのコストより下がる可能性は少ない旨を簡潔に補足

テザー問題はこの後、どうなるのでしょうか。

公聴会で話題にも上がらなかったので、今後は話題に上らないのか、それともテザー疑惑調査は継続されるのか。。。

いずれにしても情報収集を継続する必要がありますので、新着情報があればお伝えしていきたいと思います。