Ripple(リップル)とAmazon提携の噂を検証してみた

2017年12月半ばの仮想通貨市場における主役はRippleです。

日韓の銀行間の送金実証事業にRippleが利用されることが報道されたことで、12月13日頃から価格が急上昇しました。3日間で約30円⇒MAX100円まで上昇という恐ろしいスピードです。

コインチェックのチャット機能では、「Rippleが12月中に200円は確実」とか、「XRPはこれから大暴落。NEMに急いでシフト!」と呟く人もいて、閲覧していて飽きないです。人間の汚らしいお金の欲にまみれた様子がありのままに見えてきます(笑)

当然、根拠のないポジショントーク(自分の求めるシナリオになるようなコメント)です。仮想通貨取引は特に、他人に惑わされないように気をつけたいものです。

ところが、真実であればとんでもなくRippleの価格が上昇すると思われる「RippleとAmazonとの提携ニュース」がまことしやかに囁かれているのです。日韓の銀行間の実証報道に加えて、Amazonとの提携の可能性を見据えてRippleを購入した人も少なくないでしょう。

でも、そのニュースは本当なのでしょうか???私は購入を躊躇して、情報をまずは追っかけてみました。

12月10日週のRippleの価格推移チャートです。自分もこの流れに乗れたら幸せですね。

残念ながら、私はRipple持っていないので、ポジショントークにならないよう心がけて以下の記事を書いています。

(生チャートを確認したい方はこちらから

噂の発端はTwitter

仮想通貨取引でこれから稼ぎたいと考えている人は、必ずTwitterで情報検索をする能力を身につけることをおススメします。

というのも情報発信のスピードが最も早く、ほぼリアルタイムにニュースが飛び込んでくるので、30秒でも早く人より早く情報を入手できれば、トレーディングで優位に立てるためです。

一方で、偽のニュースも当然多いため、注意が必要なのは言うまでもありません。

さて、今回のRippleとAmazonの提携の噂話はどのような情報ソースが発信源であったのでしょうか?

Twitterで検証してみた

12月12日1時45分(日本時間)にTweetされたこちらの記事がきっかけと言われているようです。

「AmazonとUberの2大巨頭とRippleの提携に関するアナウンスメントが金曜日(12月15日)に行われるよ!」との内容。

コメント欄には、

・よしよし、これでリップルは1ドル-2ドルだな

・正式に発表された内容ではないよ。ジョークはやめてくれ。

・フェイクニュース!

といったコメントが様々に並びます。

こういうときは誰が情報発信をしてるかという点はしっかりチェックしましょう。

今回のケースであれば、@KINGCRYPTOCOINSというアカウントですが、2017年12月に登録したばかりの新アカウントでした。間違いなくポジショントークで自分が所有するRippleの価格を上げようとする不正なTweetだと判定します。

 

さらに、続いて12月12日、公式情報ではないとしつつも、Amazonと民泊のAirbnbとRippleが提携するのではとのTweetが注目されました。

出典も不明瞭なスライドが入っています。何となくそれっぽい(本当にありそうな)資料ですが、Tweetした本人(@XRPHODLER)のアカウントをチェックすると、こちらも2017年11月に出来たばかりの個人アカウントです。うーん、これも恐らくガセネタです。

このように真実は分かりませんが、一つ一つの情報をすばやく精査して、自分自身で判断をする能力を身につけないと、仮想通貨相場では誰かの操り人形になり、ボロ負けしてしまいかねません。

また、このように情報を検索していくと、正しい情報に行き着くことも多々あります。

Ripple CEOのQ&Aセッション

続いて発見したのがRipple CEOのBrad氏が行っているストリーミング配信。視聴者からのTwitterで寄せられるコメントに生放送で回答をするというプログラム「Ask Me Anything」です。

動画は英語ですが、Ripple社が今後目指す方向性を語っていましたので、一部抜粋して翻訳しています。放送は12月15日に行われました。
(私のTOEICレベルは900点ほどですが、まだまだ聞き取れず、不十分な訳になっていると思いますのでご参考程度でお願いします)

(6分20秒~)
Q. 2018年にRippleの方針として、優先するものを3つ答えてください。

  • 1つ目は、ボリュームです。既に多くの顧客を抱えていますが、さらにアクティブなユーザー、大きなボリュームに対してRippleの技術・サービスを提供したいと考えています。銀行間の送金取引も今後、指数関数的に増えるものと考えています。
  • 2つ目は、Rippleの流動性です。グローバルにどのような企業ともRippleとのエコシステムを作れるような流動性を求めます。
  • 3つ目は、他の仮想通貨の使い勝手の良い部分をRippleに適用することです。Rippleは顧客、ネットワーク、Paymentに強みを持ちますが、その他まだまだ改善の余地があります。

(13分18秒~)
Q. 10年後に目指す姿はどのような姿ですか?

  • Rippleを一言で表すならpaymentだろう。
  • Amazonは元々本屋だった。それは素晴らしい本屋だが(笑)。そこから事業を信じられないほどに大きく拡大した
  • 私達もAmazonから多くのインスピレーションを受けている。paymentからの拡大を目指す

(最後に一言)

  • 2018年は2017年よりもっと多くの機能を提供し、多くのお客様に対してサービスを展開し、取引ボリュームを増やしていきたいと考えています。

いかがでしたでしょうか?

こちらは情報発信元がRipple CEOのBrad氏であるため、疑いようのない真実です。Twitterからここまで情報を拾うことができました。ビデオ視聴の15分を含めて、合計で30分間くらいかかりましたが。

結果、私は、RippleとAmazonの提携の話はあり得ない話ではないと考えました。

その理由は2つあります。

理由1: CEOご本人のインタビューの中で「Amazon」というキーワードが、提携先としてではなく、憧れの存在として出てきている点

理由2: 2018に最優先することは、ボリューム(取引を増やす)こと。まさにグローバルNo1のEコマースを持つAmazonと提携すれば必然的にボリュームは跳ね上がります。

Rippleから提携に関する発表が行われるというニュースはありませんので、このまま引き続き情報を追いかけて検証してみたいと思います。

(12月16日 1:00追記)
韓国の国営放送にでAmazonとUberとの提携について報道されています(4分20秒頃)。Amazon/ Uberとは聞こえますが、私は何の話をしているのか韓国語のため理解できませんでした。ただ、韓国語の分かる方のTwitterでは、提携の話をしているとのことでした。

 

ぜひ皆さんも、価格に踊らされるのではなく、ご自身で調べるクセをつけることを心がけてはいかがでしょうか?

長文お読み頂きありがとうございました。