ムショり人って何?ビットフライヤー上場を巡る仮想通貨でバズワード誕生

2018年も仮想通貨市場は急拡大を続けるマーケットとなりそうです。

年明けからリップル(XRP)、ネム(XEM)、Lisk、Tron、XPなど様々なアルトコインがその価格を数倍に急上昇させています。

一方、ビットフライヤーCEOの加納氏がTwitterで1月中にある銘柄を上場させると1月5日に呟いたことを発端に、詐欺と思われても仕方ないような事件が新年早々に勃発しました。

億り人ならぬムショり人

Twitterで1月8日の早朝から話題になっているのがこちらのツイート。

私もフォローしている仮想通貨界のインフルエンサーである「岡三マン」さんが呟いた一言「ムショり人」がトレンドワードになっています。

億り人とは、仮想通貨で利益を上げて1億円以上の資産を手にした人のことです。

その言葉をもじって、ムショ(刑務所)り人というバズワードが誕生しました。

ムショり人誕生の背景

詳しくは↓の記事に背景を書いていますのでご覧下さい。

ビットフライヤー上場銘柄予測Factom騒動。エル氏の1ツイートで175億円も動く

簡単にまとめると

  • 1月5日にビットフライヤーCEOの加納氏が1月中にある銘柄を上場させるとツイート
  • 1月7日にフォロワー2万3千人を抱えるインフルエンサー(エル氏)がその銘柄は「Factom」と拡散
  • その後、数分で「Factom」は8000円→10000円に高騰
  • 加納氏がTwitterでその情報はデマと釘を刺し、価格は急落

といった「Factom騒動」がありました。

その後、エル氏は勘違いであった旨、謝罪のツイートをしていますが、そのコメント欄がひどいことに。

「詐欺師」、「刑事告訴」といった強い言葉が並んでいます。実際に今後、刑事訴訟などされる可能性もあるのかもしれません。

このような背景を受けて「ムショり人」という新しいバズワードが誕生したというわけです。

今回の騒動ですごいこととしては、フォロワー2万人を超すインフルエンサーではあるものの一般人であるエル氏の1ツイートによって、Factomの時価総額が数十分で175億円程度動いたという状況です。

※Factomの発行済み通貨数は875万枚。価格が2000円動いたことから約175億円と計算

これまでの中央集権の世界から、個人個人が繋がる分散型の時代に突入していることを顕著に表す事例だと思います。

Twitterは情報収集には大変便利ですが、安易に人を信用しないように、投資は自己判断で行うということを再度しっかりと認識しないといけないと感じた騒動でした。

ムショり人になるのかならないのか、ビットフライヤーの加納氏がどのように動くか次第ではあると思いますが、加納氏に対しても上場に関する情報をTwitterで事前拡散したことに対して、「軽率だったのではないか」といった趣旨のコメントが寄せられています。

多くのインフルエンサーが上場する銘柄を予測し、そこに群がる投資家(ほとんどが参入したばかりの初心者)がその言葉を鵜呑みにして、上場発表前に事前に予測銘柄を購入するという動きが出てきています。

仮想通貨の市場はすべてが自己責任です。今回のエル氏のTweetで損をしたという方も、自己責任でありエル氏を責める資格はありません。(逆に大もうけしていたらなんて言っていたのでしょうか)

拡大の一途をたどる仮想通貨市場において、注意を喚起する「Factom騒動」となったのではないでしょうか。